【結城友奈は勇者である】主人公、結城友奈の魅力

こんにちは、特典ゲームのBGM05をリピートしながら書いてます。

いい曲ですよね。円盤5巻で曲名がわかる日が待ち遠しいです。

ところで今日は国民の祝日ですね。
春分の日?いやいや・・・世界を救った勇者、結城友奈の誕生日です。
本当におめでとうございます。
東郷さんなんか本当に友奈ちゃんの誕生日を祝日にしましょうとか言い出しそうですね。真顔で(笑)
そういえば、ゆゆゆキャラの誕生日の日付っておそらくコンテンツの盛り上がりを維持するように設定されてますよね。
ニコ生で9話が配信されたのが9話のキーキャラクター、樹ちゃんの誕生日
放送から約3ヶ月の今日が主人公、友奈ちゃんの誕生日
その後ひと月ごとに登場人物の誕生日が続くという・・・
ゆゆゆは内容だけじゃなくコンテンツの展開的にも演出に凝っていてスタッフのこだわりを感じます。

 

―主人公、結城友奈の魅力―
 キャラクターの魅力には可愛さとか、かっこよさとか、色んなベクトルがありますよね。その中の人間的な魅力ベクトルでトップクラスの絶対値を持つのがこの子、結城友奈だと思います。記念すべき誕生日ということで今回は友奈ちゃんの魅力について考察していきたいと思います。

 世界を救うために戦うヒーローにも色んなタイプがあります。恐怖を感じなかったり我先に活躍しようとするバトルジャンキーとか、おどおどして戦いから逃げたがる臆病なタイプとか、割と汚い手を使ったり味方を利用したりする頭脳派とか。そのようなヒーローの中にあって、友奈ちゃんは普通の心優しく勇気ある少女なんですよね。1話では恐ろしい敵に対して本気で怯えていたにも拘らず友人を励ましたり、2話での心の声では『痛い、怖い、でも大丈夫』と強い勇気を見せるなど本当に健気です。このアンパンマンのようなただただ善良なヒーロー(ヒロイン)というのは最近では逆に珍しく、この作品の強力なオリジナリティになっていました。

 一言で言えば「良い子」になってしまう友奈ちゃんですが、その人間性は中途半端ではなく筋金入りです。元気で明るくて、ボケて場を和ませるムードメーカー。いつも笑顔で優しく、柔らかな声は安心感を与えてくれる。障害と記憶喪失を抱え不安に押しつぶされそうだった東郷さんの暗い心に明かりを灯し、罪悪感を抱える風先輩を何度もフォローし、頑なだった夏凜ちゃんの心を溶かす、そんな温かさを持っていました。そして、逃げ出したくなるような困難に立ち向かう勇気、誰かのために本気で頑張れる根性を持った子でした。少数の美少女キャラクターしか登場しないゆゆゆですが、単なる愛玩的な可愛さだけではなく強い人間的な魅力も持っています。そういうところが勇者部メンバーが視聴者に非常に好かれる所以ではないでしょうか。

 ただ円盤1巻のブックレットで語られたとおり、勇者部メンバーにはそれぞれ欠点も設定されています。例に漏れず友奈ちゃんも完璧ではなく、「周りに気を遣いすぎる」と言及されています。例えば自己犠牲に走りがちで少し危うい面がありました。また、8話や9話では「死なないなら悪いことじゃないんじゃないかな」と無理にポジティブに考えて重苦しい雰囲気を変えようと必死なシーンもありました。この欠点が物語においてどう扱われたのか、終盤で友奈ちゃんが精神的にどう変わったのか、僕は未だに整理できてないです。終盤の友奈ちゃんの心情考察はなかなか難しくて・・・少なくともあんなに優しかった友奈ちゃんが12話で東郷さんを拳で殴るというのは、彼女の中で何かしら変化があったことを示しているのだと思います。スタッフインタビューや他の方の感想でだいぶ知見も溜まってきたのでそろそろちゃんと考えたいところです。

 

とにかくこの子は絶対に人に悪意を向けないし、絶対に裏切らないと心の底から信頼できる、そういう子でした。

本当に愛おしい・・・
彼女の姿勢には学ぶところがたくさんありました。
ありがとう友奈ちゃん、おめでとう。